ハワイ州で一部の日焼け止めが禁止に!海に優しい日焼け止めを考える

日焼け止め,海に優しい,汚染,

 

日焼け止めを塗って、海に入ったら落ちます。
どんなに強いウォータープルーフでも、ちょっとは落ちます。

 

海で日焼け止めが落ちるということは、日焼け止めが海に流れ出しているということ。

 

環境汚染の専門誌に発表された研究では、世界中のビーチリゾートで、年間1万2000トンもの日焼け止めが流れ出しているそうです。
https://link.springer.com/article/10.1007/s00244-015-0227-7

 

2018年5月、アメリカのハワイ州がサンゴ礁に有害な化学物質を含む日焼け止めの販売を禁止する法案を可決しました。

 

法案は、オキシベンゾンとオクチノキサートを含む処方せん不要の日焼け止めの販売を州全土で禁止するというもの。
これらの化学物質は3500種類以上の最も流通している日焼け止め製品に含まれている。
https://www.bbc.com/japanese/43999839

 

オキシベンゾンに関しては、既に日本でもあまり使われていません。
一方、オクチノキサートに関しては、日本では「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」という名前で、現在市販されているほとんどのウォータープルーフ日焼け止めに使用されています。

 

ということで、日本製のウォータープルーフ日焼け止めはこの先ハワイに持ち込めなくなるかも知れません。
また、ハワイがこの法案を可決したことで、今後日本や他の国でも規制の動きが進むかも知れません。

 

全然他人事ではないんですね。

 

本当に日焼け止めは海に悪いのか

「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」は、世界中で日焼け止めとしての使用実績があり、数多くの研究で安全性が証明された成分です。

 

日本では吸収剤系の日焼け止め成分の中では最も配合上限が高く、20%もの濃度での配合が許可されています。
コレ以上の配合量となると、紫外線散乱剤しかありません。

 

ただし、人間への安全性は証明されているものの、環境への影響となると話は別。
メトキシケイヒ酸エチルヘキシルは、『環境ホルモン作用』がある、という点は長く指摘されています。

 

自然界に流出すると、そこにいる生物に影響を与えてホルモンバランスを崩してしまう成分を「環境ホルモン」と言います。
メトキシケイヒ酸エチルヘキシルは、サンゴを白化させたり魚の生殖機能を低下させたりする作用が明らかになっているのです。

 

そう考えると、このメトキシケイヒ酸エチルヘキシルを使用した日焼け止めというのは、確かに使わないほうが良いのかも知れません。

 

専門家の見解も分かれている

「メトキシケイヒ酸エチルヘキシルを使った日焼け止めは海に悪いから規制すべき」という案に対しては、反対する専門家もいます。

 

実際、ハワイの法案に対しても

ハワイ医療協会も、日焼け止めが皮膚がんを予防するという研究結果が数多くあるのに対し、日焼け止めがサンゴ白化の原因となっているとする研究結果は少ないと述べ、法案に反対している。

日焼け止め「コッパーストーン」を製造・販売しているドイツのバイエルは、米国ではオキシベンゾンと同等の日焼け防止効果を持つ素材を入手できないと話した。

とのことです。

 

特に後者のバイエル製薬の指摘は重要で、現状ウォータープルーフ日焼け止めの最も重要な成分であるメトキシケイヒ酸エチルヘキシルやオキシベンゾンを使用できないとなると、残された選択肢は酸化チタンなどの「紫外線散乱剤」となります。

 

日本でも、「紫外線吸収剤フリー」とか「ノンケミカル」とか謳っている日焼け止めは、オキシベンゾンなどの紫外線吸収剤を使用しておらず、より環境負荷の低い紫外線散乱剤を使用しています。
こういったノンケミカルの日焼け止めなら、今後もハワイで使用できるのでしょう。

 

しかし、これらの紫外線散乱剤というのは日常生活での化粧下地などへの配合が想定されており、ダイビングやシュノーケリング、海水浴などの「ウォータープルーフ」が求められる場面での使用には耐えられません。

 

紫外線散乱剤は、どうしてもパウダー状になってしまうため、汗でも流れるほど水には弱いのです。
耐水性という点でいえば、圧倒的に不利です。

 

「紫外線散乱剤ならナンボ流出しても無害なのか?」
と言われれば、そんなはずは無いでしょう。

 

逆に、流れ出しにくいウォータープルーフの紫外線吸収剤の方が、結果的には海に優しいという可能性すらあります。

 

ダイビングの日焼け止めは「着る」と「飲む」をメインに

塗る日焼け止めの海への影響については、様々な意見があります。

 

筆者としては、ダイビングやシュノーケリングなどマリンアクティビティにおける日焼け止めは、「着る」「飲む」をメインに考えていけばいいかな?と思っています。

 

塗る日焼け止めは顔だけにして、全身に塗ることはありません。
紫外線を直接さえぎる機能に関しては、肌に塗るだけの日焼け止めよりも、ラッシュガードのような衣服のほうが遥かに強いし、海も汚さないからです。

 

また、日焼けによる光老化は、飲む日焼け止めサプリによってある程度防ぐことが可能です。

 

科学誌「ネイチャー」に寄稿された記事では、

「世界のサンゴ礁のうち観光客が訪れるのはわずか10%。日焼け止めの流出などよりも、温暖化による海水温上昇や海水の酸化のほうが、サンゴにとっては明らかな脅威だ。」
「私は日焼けをするべきだと言っているのではなく、Tシャツを着て物理的に紫外線を遮ればいいだろうと考えています。」
https://www.natureasia.com/static/ja-jp/ndigest/pdf/v5/n4/ndigest.2008.080408.pdf

という指摘もありました。

 

そうは言っても、私達に出来ることを少しづつ積み上げていくことも大切。
塗る日焼け止めは必要最小限にして、飲むサプリや着るラッシュガードで海を守っていきたいですね!

 

塗るよりも簡単!1日2粒、飲む日焼け止めサプリメント
紫外線による肌ダメージを軽減する有効成分「ニュートロックスサン」を高配合。
科学的根拠に基づいた成分で紫外線ダメージを56%カットし、抗酸化ボディを育てることにより光老化を予防して、アンチエイジングにも効果を発揮します。

 

美白有効成分のシステインや、紫外線に強いカロテノイド、女性ホルモンに働きかけるザクロエキスなど、身体の内側から徹底的に美白を追求するサプリです。
発売以来100,000個を突破している大人気商品。
1,980円〜